東日本大震災5年目の現状は復興がかなり遅れている状態・・・

東日本大震災から5年が経ちました。多くの人の記憶に悲惨な光景が残っているかと思われますが、段々薄れているという人も多いのではないでしょうか?東日本大震災から5年が経った今、現状はどのような感じなのでしょうか?復興は進んでいるのか?多くの人が現状や復興状況について知らないかと思います。今回はどれぐらい復興が進んでいて、現状がどんな感じなのか、お伝えしたいと思います。


東日本大震災から5年目。現状や復興状況について

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東日本大震災当時、悲惨な状況で町並みは荒れ果てていましたね。現状はと言うと、道路や施設や交通など復興は早く進んだようです。しかしながら、避難生活者が2016年1月の時点でまだ約18万人いるとのことです。この数字に驚く人は大勢いるのではないでしょうか?5年も経つし、ほとんどの人が普通の暮らしに戻りつつあると思っていた人が大勢いるはずです。しかし現状は18万人近くはまだ避難生活をしています。こういった面を見ると、復興はかなり遅れていると感じますよね。

また、商店街が仮設のとこが多かったり、沿岸部はほとんど復興できていない状態とのこと。今ではどこのTV局を見ても復興支援のお願いなどやらなくなりましたよね。唯一、スマスマのエンディングでお願いしているぐらいではないでしょうか?復興支援がまだかなり必要なので、多くのTV局に復興支援のお願いのVTRを流してほしいなと感じます。

被災者の復興についての声

被災者に向けて、NHKはアンケートをとっているようです。現状、復興状況はどうなのか?1000人にアンケートをした結果があります。

復興が想定よりも遅れていると回答した人が53%。半分以上いますね。想定よりも遅れていると53%の人が回答したのに対し、進んでいる実感が持てないと回答した人は32%もいます。これだけで88%になってしまうので、復興が進んでいると実感している人は12%以下ということになりますね。

特に復興が遅れていると感じる面は復興住宅や災害公営住宅の整備だそうです。やはり、住まいに関する面が遅れているとのこと。約18万人が未だに避難生活なので、遅れていることは明らかですよね。また、転居も非常に多いとのこと。福島県では5回以上転居した人が半分以上もいて、中には10回以上した人もいるんだとか・・・。環境がコロコロ変わるのは身も心も負担になるはずです。一刻も早い復興を願いたいです。


被災者から現状や復興についてのコメントもありました。

・転居を10回しました。いまは災害公営住宅で暮らしています。80歳になりました。この歳になって、自宅に戻って何をするのでしょうか。今の生活では年齢のことを考えると未来はありません。前の生活に戻ることはもう無理です。

・今の状況は自分が考えていた姿とは全然違います。いたずらに防潮堤だけが高くなり、何が起きても海が見えず、かえって危険だと思います。海を見て危険を予知できる事が大切だと思います。いたずらな金の使い方がおかしいと思います。残念でなりません。

・ふるさとに帰ることが本当の復興と思い続けてきました。でも、避難生活が長くなるにつれて戻る人も減ってきているなか、まちとして成り立つのかと不安になります。自宅も劣化していき、建て替えとなると金銭的に無理でしょうし、このままの生活でもいいのかなと揺れる日々です。

・5年経てば仮設から出る人も多く、復興していると思っていました。現状は、まだまだ仮設住宅から出られない人が多いです。まず住宅地の整備が必要な中、オリンピックは早かったのではないかと。オリンピックも大事ですが、資材や建設に関わる人材がいないのはオリンピックのせいだと思ってしまいます。

・復興が遅いと怒りをあらわにしている人たちの気持ちもわかりますが、復興に携わっている人々のことを思えば、必ずしも遅いとは思いません。私は感謝の気持ちのほうが強いです。震災があったからこそ、様々な問題が解決しつつあるのも事実です。

このように様々な意見がありました。東日本大震災により人生が狂ってしまい辛い現状にいる人。5年経てば、仮設から出れると思っていた人。お金の使い方に疑問を持つ人。やはり、復興は遅れていると考えている人がほとんどです。中には復興に携わってくれている人に対して、感謝の気持ちが強いと言う人もいました。台湾など海外からも当時はかなり支援してくれましたよね。そういった助けは本当にありがたかったと思います。

今、私たちには何ができるのでしょうか?3月11日にはYahooが3.11検索というチャリティー企画を実施します。Yahooで3.11と検索すると10円募金ができる企画です。(※但し、1つのPCで1回までが募金対象)

こういった募金の企画に参加したり、コンビニのレジの所などにある募金箱で募金したり。街中でも募金活動をしている人はいますが、信頼できるものにだけ募金をするようにしましょう。募金と嘘をついて騙し取る集団もあるそうなので注意です。

東日本大震災の復興はまだまだなので、今後も信頼できる場所にて募金をしてほしいと思います。東日本の現状が今よりも少しでもよくなるように、私も募金などで協力をしていきたいと思います。5年が経った今、まだまだ苦しい状況の人がかなり大勢います。明るい未来を目指して、諦めずに頑張ってほしい。心から願っています。

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